きじちゃんのその後~急逝まで~


前回→きじちゃんの入院(8)~祝・退院~【完】

いちばん最初→地域猫「きじちゃん」の入院

ブログ・SNS共に更新が滞ってしまい、大変申し訳ございません💦
Twitter・Instagramでは既にお知らせしておりましたが、12/6 22:30頃、きじちゃんが息を引き取りました。

11/22日に退院後、概ね10日程度の間自宅でいっしょに過ごすことができました✨

退院後の経過観察・胃ろうチューブ(主に投薬用)の管理・お薬の処方、また下痢がずっと続いていたのでその対策のため、こまめに通院しておりました。
また、人間が長時間(14時間↑くらい?)外出しなければいけない日は念のためかかりつけ医さんのペットホテルでお泊りしてもらった日もありました。

自宅でのきじちゃんは(基本的には)ごきげんに過ごしてくれていたようなので、その点は良かったなと思います💕

口角が上がってにっこり

投薬後は胃ろうチューブを術後服の背中側にしまっておくのですが、チューブをしまうために「きじちゃんハウス」に人間が上体をつっこむと、きじちゃんは「かまってもらえる!うれしい!」とお腹をみせてくねくねゴロゴロと甘えてくれます。
こうなるときじちゃんが満足するまでチューブをしまうことはできません。かわいいですね💕

チューブを背中側にしまわせて頂けないでしょうか、おきじさま……

また、きじちゃんはあまり細かいことが気にならない性格らしく、おててとあんよにウンチ💩をつけたまま毛布の中に入っていこうとするので、朝5時頃のウンチタイムには起きて待機してトイレから出てくるきじちゃんの手足を拭く必要がありましたが、今となってはそれもよい思い出です。
あんよにウンチがついているのはいいけれどあんよを拭かれるのは断固として嫌なきじちゃんでした。ウンチついてる方が嫌じゃないの……?

以下、自宅でのきじちゃんのごきげん(?)な様子です。
動画のキャプチャーなので↑の写真に比べると画質が荒いかもしれません、すみません💦


お鼻まわりをなでてもらってご満悦✨

ねこさんのおくち周りってぷにゅぷにゅでつい構いたくなりますよね

おててを振って「きじだよ~」ってやられています、拒否ですらない「無」の表情です。


投薬・通院などきじちゃんにとって嫌なこともたくさんする必要があり負担をかけてしまいましたが、人間に意味不明な構われ方をしているとき以外、きじちゃんが概ねごきげんでしあわせに過ごすことができ、きじちゃんにとって旅立つ前のよい思い出になれていれば嬉しいです💕


旅立つ数日前~直前の様子も記しておきたいと思います。

12/1  食欲不振

下痢が続いてはいたものの、前日まではそれなりにご飯を食べていたきじちゃんですが、この日は朝から19:00頃までご飯を口にしませんでした。

20:00頃、白っぽい泡だった液体のみを嘔吐

栄養失調→体力低下→免疫低下で発作再発、が怖かったのでちゅーるを出すと半分くらいは食べてくれました。ただその後1~2時間あけて食べたちゅーるをほぼすべて嘔吐し戻してしまいました。

夜間救急の大きな動物病院へ電話で相談し、「一度つれてきて診させてほしい」とのことで通院の用意をしました。ほかの患者さんの関係で↓の時間で予約。
12/1 24:30 (12/2 0:30)  夜間救急の病院へ

この夜間救急の病院はきじちゃんが急変し長期間入院でお世話になった病院なので、それまでの経過や容体等も考慮して頂けました。

レントゲンの結果、消化管の動きがよくない。とのことでした。
(必要な分量でしたが)強い抗生物質を急激に大量に投与してしまったのでお腹の菌のバランスが崩れてしまった可能性があり、抗生物質の投与を減らしてお腹に優しい菌を入れ、腸の動きがよくなるか様子見しましょう。といった内容で落ち着きました。
嘔吐があり状態があまりよくないので12/4まで入院していました。

12/4 退院

数日間である程度回復の兆しが見え(病院では自分でおくちから缶詰のご飯を食べていたようです)、また費用の兼ね合いもあり自宅での食事管理と投薬に切り替え、と病院の先生と相談し決定しました。

12/5    食欲不振・急変

深夜~朝からご飯には手を付けず、勧めても顔を背け食べようとせず……
胃ろうチューブからリキッドのご飯を与えました。

14:00 頃 吐いた形跡があり(毛布が不自然に濡れていました)
15:30 頃 発作が2~3秒あり 
かかりつけ医さんが休診の日だったのと直前まで入院していたこともあり、休診病院へ電話、急ぎできじちゃんを連れていくことに。

12/5  16:00頃 通院

状態が悪かったためすぐ点滴してもらい、今後どうするかを先生と相談しました。
こうなってしまった原因としては、お腹が悪くなってしまったため抗生物質の投与を減らしたことで元々の炎症が出て来てしまったのではないか、といった説明がありました。

本来であれば即入院が必要ですが、この時点で総額120万円くらいかかっており、以前から100万円くらいが出せる限界とお伝えしていたのでどうするかは飼い主の判断に。

緊急病院なのでふつうの動物病院よりも一泊あたりが高くついてしまう、といったことも説明があり、かかりつけの方へ入院をお願いすることに決めました。
(この日はかかりつけ医さんが休診で相談することができず、一日は自宅で様子見することになりました。)

病院の先生は、きじちゃんはかなりよくしてもらっている猫ちゃんだと思います(費用が出せないことを気に病まないでください)といった意味合いのフォローをしてくださいました。優しいお気遣いをありがとうございました😹

12/5 18:00頃 帰宅

きじちゃんが動きたそうに?していたので開放すると、以前脳ヘルニアで長期入院したときと同じような、目が見えてないかのような不自然な感じで徘徊しました。
徘徊以外では、意識があまりなさそうで呼びかけにもあまり反応せず、ぼんやりしている様子でした。

怪我が怖いのと病院から「なるべく暖かくして、いっしょにいてあげてください」と言われていたので、人間のベッドにペットシーツを敷いてきじちゃん用毛布を持ってきて、きじちゃんにはそこでゆっくり寝ていてもらいました。
人間は監視も兼ねて、翌朝かかりつけさんが開くまできじちゃんが寝ている隣に座ってipadでできる作業をしていました。

(本業が在宅業務なのと、本業の締め切りの関係で朝まで徹夜……に慣れているのでこういうことができますが、本当は飼い主さんにはきちんとまともな時間に睡眠をとってもらうことを猫ちゃんは望んでいると思います、マネしないほうがいいです💦)

12/6  9:00 かかりつけの病院へ

救急病院の方から状況の報告(引継ぎ?)があったようで、スムーズに進めて頂きました。

かかりつけ医さんの見解では、かなりの長期間にわたって強い抗生物質を投与してもまだ生き残っている細菌は考えにくく、(推測になるけれど)リンパ腫の腫瘍を疑っての対処をしたい、とのことでした。
本来は入院の予定でしたが、先生曰く「夜間入院していてもあまりできることが無い」そうで、日中は入院で対処してもらい閉院間際にお迎えに行き夜は自宅で見ていることにしました。

19:00頃 帰宅

朝方に比べて良くも悪くも変わっていない様子でした。
上述の予定通り退院し、自宅に連れて帰って寝かせてゆっくり休んでもらっていました。

22:20頃 容体急変、虹の橋へ

急にきじちゃんの呼吸が荒くなり、お口の端から白い泡?よだれ?のようなものを垂らしていることを確認。
今までに見たことが無いくらいに目を見開いていて、瞳孔が全開になってお目目が真っ黒になっていました。

なんとなく救急病院に連れて行っても間に合わなさそうだな、と感じ、なるべく良い状態できじちゃんを看取る方向に決めました。

数分~数十分程度ゲホゲホしていましたが徐々に静かになり、呼吸が停止。
目を見開いたまま完全に静かになってしまいました。

医学の知識は皆無なので死亡診断等はできませんが、呼吸が止まっていることと目の反射が無い(指でまぶた辺りを軽くポンポンしても無反応)ことから、きじちゃん亡くなったんだなと判断しました。

死後硬直が始まる前に目を閉じさせ、お口まわりを拭いてあげると、お昼寝しているだけのような安らかな表情をしていました。ねこさんは亡くなったお顔ですらかわいいんだなと勉強になりました。


あとがき

きじちゃんについてのご報告は以上とさせて頂きます。
こういった結果になってしまい大変心苦しいですが、きじちゃんを応援してくださった皆様に心より感謝を申し上げます。

ここまでずっときじちゃんの闘病生活についてのお話がほとんどで、元気でごきげんで楽しいきじちゃんの様子をお伝えできていなかったと思いますので、今後はまだお外に居たときのかわいい(ヘンなとこ人間くさい)きじちゃんのことや、短い間でしたがおうちでの思い出などを時折お伝えしていけたらなと思います🐈

きじちゃんが亡くなって悲しいからもう猫は飼わない!とかそういったことは無く、もしまたどこかで縁があるねこさんと出会えたらいっしょに暮らしたいなと思います。

でも今は環境が整っていない(主に金銭面)ので最低でも数か月~半年くらいはNNNからの猫材派遣はご遠慮願いたいです💦

余談ですが、きじちゃんの葬儀まで終わって口座の残高が400円くらいになりました。
たぶんきじちゃんは人間の貯金総額をわかっていたんじゃないかと思います😹


おねがい

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ここまで読んで頂きありがとうございました🐾
















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